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ご挨拶

日本アジアグループ株式会社 代表取締役会長兼社長 山下 哲生

ホームページにご訪問いただきありがとうございます。 ステークホルダーの皆様には日頃より多大なご支援を賜り、心より御礼申し上げます。

5月7日にFY2019(2020/3期)の決算を開示いたしました。売上高は97,887百万円(前期比△4.1%)に、営業利益2,456百万円(+41.7%)となりました。前期に続きザクティ(以下、Xacti)の不振が全体の収益を押し下げましたが、従来の空間情報事業とグリーン・エネルギー事業が引き続き好調を持続し、経常利益は黒字化(553百万円)、特別収益を加えて、1,991百万円の税引き利益、EPS=74.1円となりました(詳細は、決算説明資料を参照)。税引き後利益も、資産の入替による特別利益を計上したことで、2015年東証一部上場以降の最高の水準となりました。しかしながら、前中期計画で目指した中・長期的な持続可能な成長力を強化することを目的とした「事業構造の変革」の成果をご報告できなかったことを残念に思います。

FY2020を初年度とする新中期三ケ年計画「経営戦略2.0」を前期決算発表時に開示させていただく予定でおりましたが、新型コロナウイルス感染症の蔓延で今年度以降の合理的な見込みが立ちにくく、当面、落ち着くまで今期の業績予想も含めて発表を控えさせていただいただくことといたしました。大きくは、1)売上拡大と事業構造の変革を目指した前中期経営計画から、収益力強化へ軸足をシフトすることを当社の個別事情として、これまでの2)AI化とスタートアップ企業とのコラボレーション戦略に加えて、3)グリーン・エネルギー事業の旺盛な資金需要に応えるべく、資金調達チャンネルの多様化、4) 世界を大きく変えた感染症への対応を加え、2C (Corona+ Climate Change)+SDGsへの対応を、FY2020~FY2022の中期経営計画の真ん中に据えて参ることとなるでしょう。人と人を繋げたインターネットがIoTを通じて物と人を繋げ、リモート監視やデジタルツインへの道を開き、そして今また、人と人がより高次に繋がりリモートワークやオンライン診療などの可能性を一挙に拡大しました。正にデジタルトランスフォーメーションがこれまで以上に多岐にわたり拡大していく気配です。また、外出自粛や海外渡航の禁止等にて、経済活動が大きく停滞した一方、世界の二酸化炭素排出量が前年比で△10%近くにまで減少したとの報告もあります。人類の可能性をみたように感じます。やればできる。気候変動対策もSDGs達成も世界の本気度を持って臨めば、地球も人類も救える、という望みを垣間見ることもできたこの三ケ月でした。しばらく、経済も業績も停滞するかもしれない。それでも、「日はまた昇る」。そんな思いで、今期、そしてFY2021,FY2022と新たなJAGの経営戦略を構築、実行して参ろうと決意を新たにしております。

証券会社を譲渡し、世界規模で「(安心・安全で持続可能なまちづくり)グリーン・コミュニティの創造」に向けて事業構造の改革を進めてきた成果をご披露するにはXactiの収益貢献を待たなければなりません。空間情報事業の中核会社である国際航業株式会社の新たなビジョンである「“はかる”を超えたテクノロジー・カンパニー」をバックアップするXactiの技術者の潜在力は、日の丸ドローン搭載カメラ会社としての仲間入りを果たし、「土木」、「建築」、「スポーツ」、「工場」、「道路」、「社会生活」等あらゆるシーンの監視・記録機能をソリューションとして提供できる会社へと変貌させつつあると手ごたえを感じております。今年こそは黒字化と期待しておりましたが、大手のBtoCデジタルカメラメーカー様の市場の読みはとても厳しく、その影響は避けがたく、困難な時間がまだ続く懸念があります。

皆様と共に、この「異常事態」を新たな「常態」として捉え、謙虚さを持って持続的成長と社会的課題の解決能力の強化に役職員一同努めてまいりますことを表明して、ご挨拶を終えたいと存じます。新型コロナウイルス感染症は未だ猛威を振るっております。皆様ご自身をはじめ、ご親族皆様のご健康をお祈りいたします。ありがとうございます。

2020年5月
日本アジアグループ株式会社
代表取締役会長兼社長
山下 哲生